「Claude を After Effects で使う方法」を検索すると、3種類の答えが見つかります。After Effects の中でコンポジションを組み立てるコミュニティ製 MCP サーバー、Claude がエクスプレッションやスクリプトを書いてあなたが実行する方法、そして After Effects の外でモーショングラフィックスを作る AI エージェントです。このガイドでは、それぞれの方法で現在何ができるのか、どこから始めればよいのかを説明します。
結論から言うと、Claude は単独では After Effects を操作できず、Adobe の Claude 向けコネクターにも After Effects は含まれていません。アニメーションタイトル、製品プロモーション、解説動画のような完成したモーショングラフィックスが必要なら、いちばん手早いのは Orkas の VideoStudio です。VideoStudio が動画をレンダリングし、あなたが After Effects で仕上げます。編集可能なレイヤーやキーフレームとして自分のプロジェクトの中に作業結果が必要なら、コミュニティ製の After Effects MCP サーバーを Orkas にコネクターとして追加しましょう。
Claude は After Effects を使えますか?
直接は使えません。Claude は After Effects のウィンドウを見ることも、クリックして操作することもできません。2026年4月に公開された Adobe の Claude 向け公式コネクターは Photoshop、Premiere、Illustrator、Express などのアプリに対応していますが、After Effects は対象外です。Adobe は After Effects のベータ版アプリで独自の AI アシスタントも試験中ですが、これは Claude とは別の製品です。2026年11月7日時点で、After Effects 向けの Adobe 公式 MCP サーバーは見つかりませんでした。現在使える方法は次の3つです。
- エージェントが After Effects の外でモーショングラフィックスを作る。パソコン上の AI エージェントが、台本、手持ちの素材や製品画像から、動くテキストやモーションの入った完成動画を作ります。After Effects はその結果をほかのフッテージと同じように読み込めます。VideoStudio はこの方法で動作し、プラグインは不要です。
- コミュニティ製 MCP サーバー。オープンソースのプロジェクトを使うと、開いている After Effects プロジェクトの中で、エージェントがコンポジション、レイヤー、キーフレーム、エクスプレッションを作成できます。after-effects-mcp は After Effects 内の小さなパネルを使い、mcp-aftereffects は After Effects を1つだけ開いている場合はパネルが不要です。どちらも非公式のプロジェクトで、Adobe の製品ではありません。
- エクスプレッションとスクリプト。Claude がエクスプレッションやスクリプトを書き、あなたが After Effects に貼り付けるか、自分で実行します。インストールは不要です。
どの方法も、あなたと同じようにコンポジションを見ているわけではありません。エージェントは台本、レイヤー名、プロパティの値、自分でレンダリングしたフレームなど、読み取れる情報をもとに作業するので、タイミングやスタイル、しっくりくるかどうかの判断はあなたの手に残ります。繰り返しの作業はエージェントに任せ、クリエイティブな判断は自分で下しましょう。
Orkas の VideoStudio でモーショングラフィックスを作る
まずは Orkas に組み込まれた動画エージェント、VideoStudio から始めることをおすすめします。台本、クリップ、製品画像やロゴを渡して、どんな仕上がりにしたいかを伝えてください。アニメーションタイトル、キネティックタイポグラフィ、解説シーンを作ってあなたの素材と組み合わせ、字幕と音楽を付け、Shorts や Reels 向けの縦型バージョンも作ります。手元にないショットがシーンに必要な場合は、内蔵の Seedance 2.0 モデルで生成でき、料金を提示したうえで、クレジットを使う前に確認を求めます。macOS と Windows で動作し、After Effects のプラグインは不要です。
- Orkas をインストールしてサインインします。新規アカウントには内蔵モデル用の無料クレジットが 500 付与されるので、API キーなしで始められます。自分のモデルプロバイダーを接続することもできます。
- VideoStudio を選び、素材を追加します。
- 仕上がりを説明します:長さ、After Effects のコンポジションと同じサイズとフレームレート、ルック、画面に表示するテキスト、何を動かすか。
- 動画を確認し、タイトルをもっとゆっくりにする、ショットの順番を変えるなど、具体的な修正を依頼します。レンダリング前にプランを確認したい場合は、依頼文にそう書いてください。
返ってくるのはレンダリング済みの動画ファイルで、After Effects のプロジェクトではありません。そのレイヤーは After Effects で編集できず、背景も透明ではありません。編集可能なレイヤーが必要な場合は、代わりに MCP サーバーを使ってください。
VideoStudio に渡すタスク
クリップと画像を追加し、角かっこの中を書き換えて、次の文を VideoStudio に送ります。
[これらのクリップと写真]を使って、[自社製品]の[20秒]のプロモーション動画を作ってください。
[このテキスト]のアニメーションタイトルを[ブランドカラー]で入れてください。
After Effects のコンポジションに合わせて[1920×1080、30 fps]でレンダリングしてください。
テキストは画面の端に寄せないでください。
最後の[2秒]はエンドカード用にテキストを入れないでください。
レンダリングする前にプランを見せてください。動画ができたら、「2つ目のタイトルをもう少し長く表示して、最後の2ショットを入れ替えて」のように具体的な修正を依頼します。VideoStudio はその部分だけを変更し、ほかはそのまま残します。
After Effects で仕上げる
最初のバージョンはエージェントに作らせ、トラッキング、3D、エフェクト、カラー、ブランドテンプレートなど、あなたの目が必要な作業には After Effects を使いましょう。
- MP4 を読み込み(File ▸ Import ▸ File)、同じサイズとフレームレートのコンポジションに追加します。
- 上にレイヤーを重ねます。エンドカード、ロゴアニメーション、エフェクトなどです。
- 字幕の扱いを決めておきます。After Effects には Premiere Pro のようなキャプショントラックがありません。字幕が必要な場合は、VideoStudio に焼き込んでもらうか、あとで Premiere Pro でその .srt ファイルを追加します。
After Effects の中でエージェントに作らせたい?MCP サーバーを使う
エージェントに After Effects のプロジェクトそのものを変更させたい場合は、コミュニティ製の MCP サーバーを使います。Orkas は MCP クライアントです。各サーバーの手順に従ってインストールしたら、Orkas でコネクターを選び、カスタムMCPサーバーを追加を選んで、ローカルコマンド(stdio)として追加します。チャットで Commander に追加を頼むこともでき、その場合はコマンドの実行前にあなたが承認します。または自分の Claude Code を接続し(サイドバーでエージェントを接続を選択)、そのサーバーを使わせることもできます。
- after-effects-mcp は GitHub で最も多くのスターを集めています。After Effects で開くブリッジパネル(Window ▸ mcp-bridge-auto.jsx)をインストールし、After Effects 2022 以降に対応しています。
- mcp-aftereffects は Windows と macOS の After Effects 2024〜2026 に対応し、Node.js 24 以降が必要です。Orkas では、コマンドに
npx、引数に-yと@kumoproductions/mcp-aftereffectsを1行に1つずつ入力します。プロジェクトを変更せずに確認できる読み取り専用モードもあり、環境変数に AE_MCP_READONLY=1 を追加すると使えます。 - 初回の実行前に、After Effects でプロジェクトを開いたままにし、Scripting & Expressions の設定で Allow Scripts to Write Files and Access Network をオンにします。Orkas が After Effects を制御してよいか macOS に確認されたら、許可してください。
- まずプロジェクトのコピーを保存し、エージェントが編集する前にプランを出してもらいましょう。レイヤー名、エクスプレッション、ファイルパスなど、エージェントが読み取ったものはすべて、使用しているモデルに送られます。
- 各プロジェクトのインストール手順と、対応する After Effects のバージョンを確認してください。
セットアップ不要:Claude にエクスプレッションやスクリプトを書かせる
単発の作業なら、接続はまったく必要ありません。Orkas のエージェントに、たとえばある値までカウントアップする数字のエクスプレッションや、多数のコンポジションでレイヤー名の変更やテキストの置き換えを一括で行うスクリプトを書いてもらいましょう。エクスプレッションを使うには、プロパティのストップウォッチを Alt キーを押しながらクリック(Mac では Option キーを押しながらクリック)して貼り付けます。スクリプトを実行するには、.jsx ファイルとして保存し、File ▸ Scripts ▸ Run Script File を選びます。スクリプトは多くのレイヤーを一度に変更できるので、先にプロジェクトのコピーを保存しておきましょう。
どの方法を選ぶべきか
| 目的 | 始める場所 | 得られるもの |
|---|---|---|
| 何も設定せずに、完成したプロモーション動画、タイトルシーケンス、解説動画がほしい | Orkas の VideoStudio | 確認したり After Effects で仕上げたりできる MP4。レイヤーとしては編集不可 |
| 自分のプロジェクト内のコンポジション、レイヤー、キーフレーム | コミュニティ製 After Effects MCP サーバー(Orkas にコネクターとして追加) | プロジェクト内で編集できる作業結果。非公式で、セットアップが必要 |
| エクスプレッションやスクリプトを1つだけ | Orkas のエージェント | 自分で貼り付けるか実行するコード |
| すでに使っている Claude Code を使い続けたい | Orkas に接続した Claude Code | 同じタスクを、あなたの Claude プランで実行 |
よくある質問
Claude は After Effects を使えますか?
単独では使えません。コミュニティ製 MCP サーバーを使えば、開いている After Effects プロジェクトの中でエージェントがコンポジション、レイヤー、キーフレームを作れます。また VideoStudio のようなエージェントなら、After Effects の外でモーショングラフィックスを作り、あなたがそれを読み込めます。
After Effects の公式 MCP サーバーや Claude コネクターはありますか?
2026年11月7日時点では見つかりませんでした。Adobe の Claude 向けコネクターは Photoshop や Premiere などのアプリに対応していますが After Effects は対象外で、現在ある After Effects MCP サーバーはどれもコミュニティのプロジェクトです。
Claude Code や API キーは必要ですか?
いいえ。VideoStudio は Orkas の内蔵モデルで動作し、新規アカウントには無料クレジットが 500 付与されます。すでに Claude Code や自分のモデルプロバイダーを使っている場合は、代わりにそれらを接続できます。
VideoStudio で After Effects のプロジェクトや透過動画を受け取れますか?
いいえ。納品されるのは背景が透過しないレンダリング済み MP4 です。After Effects で編集できるレイヤーが必要なら、コミュニティ製 MCP サーバーを使ってください。
動画編集ソフトで同じ方法を使う場合は、Claude で Premiere Pro の動画を編集する方法、Final Cut Pro で Claude を使って動画を編集する方法、DaVinci Resolve で Claude を使って動画を編集する方法をご覧ください。自分の素材で試すには、Orkas をダウンロードして VideoStudio から始めましょう。